シゴトニンラボとは

はじめに

シゴトニンラボ代表のしゅうまいです。現在東京大学の片隅で大学院生をしながらこのHPを運営しています。

シゴトニンラボとは?

このシゴトニンラボは、シゴトとヒトを取り巻くリアルな姿を、中高生やキャリアに悩む人々に伝えることで進路をサポートするメディアです。

そもそもそんなものを作ろうと思ったきっかけは、僕が中学時代からずーっと抱えてきた進路に関する疑問が僕だけのものじゃなくていろんな人のものだって気が付いたことでした。

シゴトニンラボ始動に繋がる疑問

大きな疑問は二つ。

一つ目は将来なる姿がまったく見えなくて将来の決め方がわからなかったこと

二つ目はなんで学校の先生が進路指導をしてるんだろうこと

ここからは半分自分語りのようになってしまうのですが、最後まで目を通してくださいますと幸いです。

僕が通っていたのは小中高一貫校。非常に緩い環境(中学への進級率は95%、高校への進学率も90%超え)で多くの生徒は家庭環境で恵まれていました。小中高一貫校にいると、進路を考えるタイミングというのは高校への進学のタイミングと、大学進学のタイミングでした。

中学から高校への進学では緩やかにどんなことに興味があるのかということが問われ、大学への進学ではそれを形にしていく…

言葉で言うと簡単ですが、ほとんどの人は自分の興味関心よりも、数学ができるかできないかで進路を選択していたように思います(これは僕の周りに限らず日本全国で共通していそうですが笑)。

しゅうまいは元々勉強は全然得意じゃなくて、成績は平均よりいつも下ぐらいでした。運動も別に得意じゃないし、将来の職業が決まったような家1でもなくて宙ぶらりんだった。

そんな中見えていたのは「名前の知れた大学に進むんだろう」という漠然とした感覚でした。自分の成績が大して良くないにも関わらず、大学、しかもいい大学に行くことを当たり前に感じてました。

この感覚を作り上げていたのは間違いなく自らの家庭・学校・友人などの身の回りの環境でした。

ちなみに僕がどれぐらい成績が悪かったか、と言うと小学校から中学校への進学の際に担任の先生に「しゅうまい君はこのままだと下手した中学を途中で出ていくことに、少なくとも高校に進学はできないかもしれません」と言われたほどだからなんちゃっての頭の悪さじゃなかったことは断言しておきます!2

世界のごちゃまぜを覗きにいった3年間

一応上記のように予言?されつつもなんのかんのあって悪い成績ながら高校への進学が決定した際に、当時の担任の先生から、「将来しゅうまいはどうなってみたいの?」という質問をなげかけられました。確か夏休み前だったかな。僕はこの質問に答えることができませんでした。

勉強は苦手でしたが、勉強以外の事では頭がの回転がはやいと自負していた自分にとって、この質問に答えられなかったのはとても悔しかったんですよね。

勉強も運動もできないけど学校の勉強以外の学びは得意だ!そう思っていた僕は、まだまだ自分の世界が狭いことに気が付き、自分の興味関心に惹かれるままにもっと広く世界を動いてみようと中学3年生頃に決意をして、大きく自分の活動範囲を広げました。

その時にしたことを下記に色々書いてみます。

 

  • 吉祥寺の1プレイ50円で遊べるゲーセンに煙もくもくの中入りびたる

→現在はつぶれてしまいましたが、雰囲気としては名著「ハイスコア・ガール」の雰囲気を残した非常に良いゲーセンでした。今ではタバコが吸えるゲームセンターなんてほとんどありませんね…。ここでは昼間っからよく仕事をさぼっている営業サラリーマンとすれ違いました。よく行くので顔見知りになってさぼりか!とからかわれるのでこっちもいじり返してたら開き直られたのを覚えています。大きな組織で働くことの強さをしりました。

 

  • 渋谷の謎のお兄ちゃんのやってた服屋のバックヤードにもぐりこんで一緒に遊んでもらう

→こちらも潰れてしまいましたが謎の雑貨・古着屋?中学の頃に行っていた場所なのでちょっと曖昧なんですが、無理やり行かされていた塾をさぼる時に良く行っていました。中学生でも優しく受け入れてくれて、ジュースくれたり、厳しいなお前の母ちゃんと言ってくれたりしていました…楽しそうに仕事はしてたんですが、お金周りは苦しそうで独立して仕事を行うことの難しさを教えてくれました。

 

  • 気になった大学教授の講義にこっそりもぐりこむ

大学の大教室で講義を受けたことは皆さんありますか?300名が一つの部屋にわんさか集まって携帯をいじってるやつもいれば、真面目に最前列で聞く人もいれば、怒り狂う教授もいれば、ついて来るやつだけついてこいスタンスの教授もいるなど、様々でした。僕が高校時代にうけた教授の授業は僕がその先生のところに行くきっかけにもなりました。

 

  • 夏休みの間に予定されていた修学旅行に行かずに短期留学に行き、留学先でロシア人とファーストキスをかわす。

 

  • 学内で謎の勉強会に参加して校則を変える

 

  • 政治活動に参加して新聞に乗る

 

  • 奇声をあげる先生がいる塾に通う

 

  • 当時やっていた謎のゲームのクランメンバーとのオフ会をしてみんなにめちゃくちゃやさしくしてもらう

 

などなど…非常に濃厚な数年間を過ごしました。3

そこで出会ったのは数多の人とそれらの人々に結びつく生き方・働き方です。

 

ゲーセンでは保障されている雇用を前提に遊びまくる営業のおっちゃんに出会い、

渋谷のお兄ちゃんは借金を背負って洋服店を開いていて、苦しくも楽しそうに暮らし

ロシア人は自分の義理の父親がやっている不動産事業を継ぐことへの不安を語り、

そこでは数多くのシゴトと生き方にふれてきました。

僕は結局のところ大学での学びっていうものに魅せられて現在は大学院にまで進んでいるわけなんですが、この時に思ったのがこんなにも様々な生き方があるということを人々は知らなさすぎる。そして、学校の先生たちも同様に知らなさすぎているってこと。

そして、この思いは就活のタイミングで強まりこのメディア、そして今後展開していくサービスの根底に走る自分の思いに至ることになりました。

まとめ

シゴトニンラボはシゴトニンという名にある通り、シゴトとヒトを映します。

シゴトという職種の側面と、そこで働くヒトの視点を組み合わせ、そのシゴトにまつわる良い側面も悪い側面もコンテンツを発信していくことで、中高生をはじめとした進路に悩む全てのヒトを支援していきたいと考えています。

時にはとっても面白いものもあれば、リアリティに圧倒されてしまうような記事もあるかもしれません。

それでもそれがリアルで、それが大事だと我々は考えています。

そして我々は文字メディアのみならず、ポッドキャスト、動画、その他リアルの世界に実装される他のサービスにも展開していく予定でおります。

今後の展開も楽しみにしてもらえればと思います。

 

最後までお読み頂きまして本当にありがとうございます。

シゴトニンラボを宜しくお願い致します。

2022年7月1日 シゴトニンラボ代表しゅうまい

 

最後に、本プロジェクトの中心となっているメンバーを紹介させて頂きます。

メンバー紹介

シゴトニンラボ所長:しゅうまい

現在東京大学の大学院生。専門は秘密。コナンが大好きだった幼少期の夢は探偵。幼いころからなんでなんで?をくり返し、辞書や本にかじりついていた。小学校までは非常に厳しい家庭に育ち、テレビ、ゲーム、漫画を禁じられていたが中学を過ぎると徐々に解放されて、反動からかやんちゃな環境に身を置くことを望み、渋谷のアングラゾーンに入り浸る、ネットの海で漂う、政治の世界に潜り込むなどを繰り返す。

シゴトニンラボでは、所長というカッコイイのは名ばかりにHPの作成から、コラムの執筆、運営全般、ポッドキャストの台本・収録・吹き込み・編集、などほぼすべての業務に顔を出す。

政治・経済・社会・歴史・教育などの社会科学全般を得意とするが、法的な分野に関してはやや苦手。理系分野は物理化学が苦手で、生物と地学は大好き。数学は図形分野が全般的に苦手。

ラボメンバーNo.001 いのぺこ

しゅうまいの大学同期。性別:男。麻雀プロの経歴がある。大学4年時、しゅうまいに誘われてプロジェクト参加を決める。主に記事やコラムの執筆を担当している。元ジロリアンで3日で5杯の二郎系ラーメンを食したこともある。何もない日は読書をしたり、友人と麻雀をしている。好きなジャンルは麻雀、二郎系ラーメン、ミステリー、社会人類学。苦手なジャンルはダイエット

 

ラボメンバーNo.002 そらちー

しゅうまいと大学同期の現在社会人1年目。性別:男。映画大好きマンで、時間があればとにかくたくさんの映画をみる。邦画洋画問わずなんでも見る。大学三年時に目覚めたタバコは吸えなくなると手が震えるほどの中毒状態に陥り、一念発起禁煙を決意するも既に5回失敗。しゅうまいとの同棲経験がある。

 

ラボメンバーNo.002 ハルキスト

しゅうまいとバイト先同期の現在社会人1年目。大学2年生の頃に島に魅せられてからは地方の島々を回り現在は主に奄美大島を中心に活動中。お笑いが大好きで、普段から良く劇場に足を運んでいる。シゴトニンラボでは、主にコラムの執筆を担当。

  1. 私立の一貫校では医師の子供が非常に多いです。しかも勤務医ではなく独立医。 大学病院や大きなクリニックの勤務医と異なり、独立医は子供がクリニックを継ぐケースが多々あり、そうした場合子供の進路は医師になることが多いです
  2. 私立の小中高一貫校では、各小学校から中学校の進学、中学校から高校の進学、高校では1学年上がる毎に進級か外に出るかの二択が行われます中高への進学時には各学年から数名が、①成績が悪くて態度が悪い②成績が悪くて集団に馴染めていない③成績が悪いの順番で選ばれ学校を去ってました。 教員側から自主的に進級せず、外の学校に通った方が幸せだよ…とほのめかされます。 ちなみに私立の学校だと集団に馴染めない生徒を早めに外に出すことをかなり重視します。なにしろ小学校を含めれば12年の付き合いにもなりますので、集団に馴染めないとかなり苦しい思いをすることになります。 しゅうまいは③だけだったので、中学への進学は許可されてました。ちなみにこの脅しは大学に進学してから聞きました。
  3. 個人的には細かく掘り下げなかったけどモバイルネット黎明期を遊べていたことはとても貴重な経験だったと思っている。いろんな悪いことも山ほどしたけど、酒飲みのおっちゃん、ネットの闇に飲まれてたトーヨコキッズ、ガキの相手を一切してくれなくて、思わせぶりな態度だけはうまかったパパ活美人のおねえさんなどいろんな人に会いました。